大西です。
アメリカの不動産市況はなぜよいのだろうか?と考えると一番は移民を受け入れており人口が増えていることだと思います。
全ての先進国で人口が減っていくのは明らかですが、それでも人口を増やすには移民の受け入れしかありません。
上図は国別でみた不動産投の資先をランキング付したものです。
上位3ヶ国に共通するのが英語を話し、移民を受け入れ人口が増えているいるということです。
オーストラリアでは非永住者は新築の物件しか購入することができませんので物件の選択肢は狭まりまが、例えばメルボルンでは2011年から2018年まで年平均2.5%で人口が増えており、それに合わせて不動産価格も上がっているとても魅力的な市場です。
イギリスでも下図のように物件価格は常に右肩上がり。やはり人口は不動産の価格に大きな影響を与えます。
不動産価格の上昇には人口が増えて住みたい人の需要が増えるという理由もありますが、経済にも大きな影響を与えています。
アメリカでは、アップル、アマゾン、グーグル、フェイスブックのように、世界的企業が次々に生まれています。実はこれらの創業者の多くが移民の一世や二世です。
アップル スティーブ・ジョブズ シリア移民二世
アマゾン ジェフ・ベゾス キューバ移民二世
グーグル セルゲイ・ブリンジル ロシア移民二世
フェイスブック エドゥアルド・サベリン ブラジル移民一世
海外に住んでいたから感じますが、優秀な人はベトナムやチリなどの後進国からより良い環境を求めて集まって来ます。例に上げましたように全員が事業で成功するわけではありませんが、何も持たずに他国からきたので他の人よりハングリー精神が強く、良い条件を求めて一生懸命働きます。そういったエネルギーが感じられる国であり、お金を求め働く資本主義の力のようなものを肌で感じることができます。
人口減少が加速する日本で、不動産賃貸業で資産形成をしていくのは川の流れにあらがうようなものです。
ある程度放おっておいても人口や国の成長とともに家賃や物件価格が上がる国での投資を一部取り入れていかなければ資産形成や維持は難しいと感じます。