大西です。
日本で仕事をしていると相手が上場会社の場合なんかには特に書類の内容を事細かに見ないことも多いのではないでしょうか?
他社と業務提携を結ぶ場合でも、金額や解除条件など重要な項目を確認し、あとはサクッと読めば大体どこの会社でも同じような内容が書かれており、特段損失を受けることはありません。
しかし、アメリカの書類(仕事)は間違いが多いので要注意です。
エスクローは不動産取引を行う第三者機関で、公の機関であり役所のような仕事をしているように思いますが、出てくる書類は普通にお客様の名前のスペルが間違えていたりします。
間に入っている我々が書類をチェックし修正をしてもらい最終的に問題ないのですが、見落としていると大変です。
先日アメリカの税理士に依頼した確定申告書にも違和感を感じました。
読み解いて行くと、減価償却の計算が違います。
鑑定書を添付しているにも関わらず、固定資産税の割合で計算されているのです。
他にも経費の一部が抜けていたりと、やはり仕事の質はイマイチで言われなかったから当然やっていないというスタンスです。そもそも日本のように気を利かせて書類を読み解きあれこれやっておいてくれたりすることはありません。
オーストラリアでも働いていましたが、やはり日本の仕事の質は世界でもトップです。
その質を相手に求めても仕方のないところがあります。
日本でもそうですが税理士に丸投げしておいて、勝手に税負担が少なくなるよう申告をしてくれるとは限りません。
やはり自分自身で理解して物事を進めていく、指示を出すことが必要だと改めて感じます。
アメリカ不動産を日本の業者から購入する場合は安心されているかもしれません。
しかし、担当者もよく確認しないまま書類を取り次いでいることもありますので、やはりご自身でしっかりと確認するよう心がけて下さい。