知っておくと有利なこと

アメリカの地方物件を購入するには現地銀行口座があった方が便利

大西です。

初めてアメリカ不動産を購入するときには日本の銀行の外貨預金口座を作って賃料の受け取り口座とすることが多いです。

最初からアメリカ現地口座を開設しても良いのですが、口座を開設する煩わしさや、維持管理手数料、口座を閉じるときの手間などがあります。

賃料の受け取りは先々で現地口座を作ってもよいと思っていましたが、地方都市で物件を購入する際には現地口座をすでに持っている方の方がスムーズに売買できるケースもあります。

近年、アメリカでも有名都市の不動産価格はものすごく高騰しています。この後価格が下がることもあると思いますが、経済成長、人口増加の影響で長期的に見れば物件価格は上がっていくことは間違いないと思います。

しかし都市部で不動産を購入すると大した利回りが取れず、ローンを組んでいてはキャッシュアウトしてしまいます。(賃料より返済の方が多くなるため)キャッシュアウトしながら物件価格が上がるまでの期間保有するのはリスクを伴います。

そのためかなりのキャッシュを用意できる方以外には購入しにくいものとなっています。

そこで、投資マネーが流れ込まない、物件価格が景気によって大きく変動しない地方都市に投資対象を移行しています。(地方都市でも人口は増え物件価格は緩やかに上っています。)

表面利回り10%以上、手取りで7%ほどになるものも珍しくないのでフルローンを組んで賃料から返済することも可能です。(賃料はドル、返済は円になることが多い)

そういった物件を購入しようとすると問題になるのが銀行口座です。

田舎であることもあり、物件購入時に海外送金を受け付けてくれるエスクローが少ないためです。

契約をした後、決済時にアメリカ国内の銀行口座から残金を送ってくれと言われると、大慌てで開設手続きを行っても間に合いません。決済延期などの手続きが必要です。

アメリカのブローカーも海外手続きは分かっていない方が多いのでトラブルになりかねません。事前に海外送金で対応してくれるエスクローを知っているかどうか確認する必要があります。

担当が海外送金を受け付けてくれるエスクローを知らない場合、またわざわざ探してくれない場合もあるので、地方で不動産を購入する場合は銀行口座を持っているとスムーズに取引を行うことができます。

銀行口座を持っていると、インターネットバンクを開けば、英語の名前と残高、日時が出ているので残高証明代わりにも使えます。POFとは?購入資金の証明書

ユニオンバンクは三菱UFJの問い合わせから書類提出で現地口座が開設できます。口座に常に$1500以上の残高があれば口座維持手数料もかからないため、高利回りの地方物件を検討される方は事前に作っておくのも良いかと思います。

現地の銀行口座は必要か?