大西です。
オリックス銀行がアメリカ不動産を担保に融資を行う可能性がでてきました。
アメリカ不動産を担保に融資を貸し付けるというのは、現地の対象不動産の担保評価を行ったり、抵当権を設定するなどのスキルや手間から日本の金融機関ではほぼ対応していません。
2、3行は対応していますが、金利が5%近くなることや物件価格に対して50%以下しか融資額が出ないといったことから、誰もが利用できるものではないというのが現状です。
そのため、日本の不動産を担保に融資を受け、その資金を海外送金しアメリカ不動産を購入するという手法を取ることも多く、オリックス銀行もこちらの商品は元々展開しています。
しかし、今回の件でオリックス銀行はアメリカ不動産を担保に融資を行う商品を展開するのではないかと私は見ています。
昨日発表になった記事がこちらです。
オリックスが米国不動産ローン会社を買収することを発表しました。
オリックスは米国不動産ローン会社ハント・リアル・エステート・キャピタル(HREC)を買収することを正式に発表しました。
2019年12月中旬には株式譲渡を受ける予定です。
オリックスは不動産価格の上昇や人口増を背景に、米国内で集合住宅を含む賃貸市場の成長が続くとみて、不動産ローン事業の強化を進めている。
オリックスがアメリカのローン会社を買収するのはこれが初めてではありません。
2010年 レッド・キャピタル・グループ
2017年 ランカスターポラード
を買収し、規模拡大を目指しています。
日本人がアメリカなどの海外不動産に投資をすることが多くなった昨今、これらの需要に対応した商品をまずはテキサス州ダラスなどで展開してくるのではないかと思っています。
現状ではアメリカ不動産担保で抜きに出ている融資商品がないのですが、金利3%、返済期間20年、売買価格の70%融資ほどの条件で展開できると、投資家の需要と合うと思います。
今後の展開に期待です。
※これらは大西の予測であり確定しているものではありません。今後の展開が分かりましたら追記します。