知っておくと有利なこと

アメリカ不動産の評価資料3つ

大西です。

アメリカで融資を受ける場合に提出を求められたり、日本で確定申告をする際に有利になるよう不動産評価資料を提出する場合があります。

代表的な3種類の評価資料をご説明します。

CMA(Comparative Market Analysis)

対象物件の同じエリアにある類似物件をまとめた資料です。不動産情報サイトのMLSに乗っている物件情報から業者が作成を行います。日本で言うと、自宅を売り出したい時に業者に来てもらい作成してもらう査定書のようなものです。

BPO(Broker’s Price Opinion)

仲介会社(Broker ブローカー)の価格に関する意見書です。CMAとは違い現地を調査して作成されるため数万円〜費用がかかります。日本では減価償却を多くとるために建物比率を高めたBPOを取得する場合があります。築古の物件をフルリノベーションして貸し出した場合にリフォームに費やした費用を建物の価値上昇として、できるだけ高い建物比率で申告できるよう依頼する場合があります。

アプレイザル(不動産評価鑑定書)

上記2つの書類とは異なり、有資格者である不動産鑑定士が作成する書類なため、信頼度が増します。アメリカ現地の銀行で融資を引く際に提出する書類であり、内容も非常に細かくまとめられているため、鑑定費用がかかるのと、作成までに時間がかかります。

まとめ

ご紹介した順に信用度が上がりますが、費用負担と作成日数もかかりますので、提出先にあった書類を準備して下さい。

アメリカの不動産を購入したときの確定申告の仕方