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IT化でなくなる職業 賃貸営業がなくなる可能性

大西です。

三菱地所がスマホを使って、賃貸住宅の内覧から入居までの手続きをWeb上で完結できるシステムを構築しました。

「対面なし」で手軽に家探し内覧から入居までスマホで完結

私も賃貸物件を案内してもらうことがありますが、良い賃貸営業に出会うのはごく稀です。

ほとんどの方が、ただの案内人であって物件までの道案内をしているに過ぎません。

まだ体が動く私達の世代からすれば、グーグルマップで対象物件まで自分で行き、現地に鍵が置いてあるのであれば好きなタイミングで内覧出来たほうがどう考えても便利です。

そして道案内しかしていないにも関わらず、しかも物件はこちらが検索して問い合わせして1件しか見ていないのに賃料の1ヶ月分の報酬を取るのはどうでしょう。

これはそんな不満を解消してくれるサービスです。

売買は高額な買物ですのでまだすぐには取って代わらないと思いますが、賃貸であれば人気の物件は空き情報だけで、退去予定の物件ですら室内を見ずに先行予約や先行契約が行われています。

そのため人を介さず室内の3D写真やグーグルマップのストリートビューで確認して気に入れば人を介さず契約というのはスムーズな流れであるといえます。

こういったサービスが浸透していくと、賃貸営業は別のサービスとしてやっていかなければなりません。

消費者が知りたいことは物件を見ているだけでは分からないこと、近くのスーパーがどこで何時までやっていているだとか、物件内の人は社会人のみで人が集まって飲み会してうるさいなんてことは今までないだとか、それなりの情報という付加価値を付けなければ生き残っていけません。

司法書士や鑑定士など不動産業界ではITに取って代わられる仕事が沢山あると感じます。

それぞれが人にしか出せない価値を示さなければ淘汰される時代を感じます。