知っておくと有利なこと

資産分散の仕方

大西です。

前回の続き。資産を種類ごとに分類しました。

金融資産は情報の透明性が高く、誰でも売買できるので売値と実際価値との差(ギャップ)が少なく、個別株を選んだり労力を費やしても無駄になる可能性が高いです。

※現実にアクティブ・ファンドの平均パフォーマンスはインデックス・ファンドの平均パフォーマンスを下回ることが立証されています。『分散投資して放置することで、個別には値下がるものもあるが投資先全体では利益が拡大している』という投資方法にプロですら負ける訳ですから、個人が個別に良い株やタイミングを見図るのは難しいと言えます。

そのため金融資産は放って置くことをおすすめします。

情報収集など労力を使うのであれば実物資産。閉ざされたマーケットでは実際の価値より安く物が買えたりします。

特に日本の不動産は成約情報が一般の方に開示されていないので、相場というものが分かりづらく、売出した際に売値と実際の価値に乖離がある場合があります。※それでも安い物は毎日物件を見ている業者が買うので、業者が買って利益を乗せた実際の価格より高値の物件を買ってしまうケースの方が多いように感じます。

働いて貯めたお金を銀行に預けておいてもほとんど増えません。ですので待機資産を金融資産、実物資産に変えて資産を運用して行きます。

インフレになると現預金の価値が下がったことになります。一般的に債権の利回りは下がりますが、株価、不動産価格は上昇します。ですので働いたお金を現預金のみで貯めて置くのは利息もほぼ付きませんしあまりよくなりません。

しかし、金融資産、実物資産に投資しても、日本国内のみでは円の1点に投資していることになります。

皆さんは今後、円は上がると思いますか?下がると思いますか?はっきりとは分からない方が多いのではないでしょうか?どうなるか分からないのであれば、円とドル、ユーロなど預金も複数の通貨でも持つべきだと思いませんか?

上がるか下がるか分からないもの1点に投資しているのが日本円のみで資産を持っているという状況です。

日本円⇛ドル⇛米国不動産⇛収益(ドル)⇛米国株、米国保険など別の通貨で資産を持つことが重要です。

別の通貨で資産を持つ流れとして、円⇛海外不動産とされることが多いですができればもっとお得に、スムーズに資産分散を行って頂きたいのでその方法を次回お伝えします。