大西です。
不動産会社でアメリカ不動産価格が上昇しているという資料を受け取ると思いますが、他の都市と何が違うのかなど価格や市場分析は自身で行うべきだと思いますので、価格の推移の調べ方についてお伝えします。
まずFREDのサイトを開きます。
右上の検索に『All-Transactions House Price Index for』をコピペします。
すると一覧が出てきます。
一番上『All-Transactions House Price Index for the United States』がアメリカ全体。
その次からは州や地域別のデータが続きます。
例えば、『All-Transactions House Price Index for California』カリフォルニア州を調べると、アメリカ全体よりも価格の変動性が大きいことが分かります。
『All-Transactions House Price Index for Hawaii』ハワイであればリーマンショック後の影響が比較的少ないです。
他にも『All-Transactions House Price Index for Dallas-Plano-Irving, TX (MSAD)』テキサス州ダラスのプレイノであればずっと横ばいに近かった都市が、わりと最近2012、13年あたりから急激に上昇している街であることが分かります。
もともと投資マネーが流れるような都市ではないのでリーマンショック後も下落がありませんが、トヨタの移転やテキサス州の企業誘致戦略の影響を受けて急上昇しています。ちょっと上がりすぎに感じます。
他の都市であればリーマンショックの影響をあまり受けない代わりに平均2%〜で緩やかに物件価格が上昇を続けている都市もあります。キャピタルゲインで大儲けはありませんが、値下がりもないので、利回り重視の方にはおすすめです。
このようにこれまでの価格推移を分析することで自分にあった地域が選べます。
人の出してきた資料を鵜呑みにせず、自分で調べるということが騙されずに不動産を購入するポイントです。
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