知っておくと有利なこと

アメリカ人が貯金をしない3つの理由

大西です。

先日30、40代『貯金ゼロ』が23%という衝撃のニュースがありました。

報告によると「0万円(貯蓄ができていない)」が23.1%となったほか、「1万円~50万円以下」(24.6%)にも回答が集まり、100万円以下までの合計は60.5%となり、貯蓄額が100万円以下という人が多数派であるということです。

どういった方がアンケートに答えているのか分かりませんので偏った見方をしている部分もあると思いますが、住宅購入、教育費などで余裕が無い世代であることも言えると思います。

これと同じでアメリカ人も多くの方が貯金をしていません。年配の方でもあまりありません。

アメリカ人の友人の話を聞いても給料の一ヶ月分くらいしか貯金していない人が多く、何かあった時どうするの?って思います。

しかしそこには彼らの考え方があります。それは日本人の30、40代が貯金が少ないのとは別の理由です。

アメリカは正常にインフレを続けている国

アメリカに物件視察に行くと途中でランチ休憩を行います。その時前回と同じセットを頼むのですが前回15ドルであったカツ丼セットが、普通に17ドルに変わっていたりします。

日本から来ている私にとっては値上げされては出費がかさむので困るのですが、アメリカ人にとっては普通のことです。毎年 GDP も上昇を続けていますし、実際に給料も年2、3%くらいは 上がっていきます。そのため食事はもちろん家賃も年間2、3%上がるのは普通のことだと思っています。

この裏を返せば貯金をしていては損です。なぜなら去年貯めていた15ドルでは今年は同じカツ丼は食べられません。 物の価格が上がっていくので価値が変わらない貯金をしていては資産が目減りしていくことを意味しています。

そのため現金を持たずインフレに合わせて価値が上昇していく株や不動産に組み換えるのです。

貯金よりも株や不動産に投資する方が良い結果が出ると思っている

それは歴史が物語っており、 経済成長、人口増加に比例して常に株価・不動産価格が上昇してきました。そのため稼いだ現金はすべて株や不動産に投資しています。

日本では約半分、52%の資産を現金・預金で保有していますが、米国ではたった13%。

現金・預金額の総額を見ても、日本960兆円、米国1177兆円。

人口は米国が日本の2.6倍くらいなので、一人あたりの平均では日本人の半分以下しか現金を持っていないことになります。

この先経済・世の中が良くなっていくことを信じている

出典:世界のネタ帳

ちょっと楽観的すぎる部分もあります。クレジットで高級車を買ったりもします。浪費ではあるのですがそういった消費行動が上手くお金を回していると思います。 そのお金を受け取った人は美味しいものを家族で食べに行ったり、みんなが投資をしたり、消費を行うことでお金がうまく循環していることが感じ取れます。

実際にGDPはリーマンショックなどで一瞬下がるときはあるもののすぐに立て直し、長い目でみると常に上昇を続けているという過去があります。そのためこの上昇に合わせて給料も上がれば、持っていた不動産が20年後に2倍の価格で売れたりと貯金をする必要がない、貯金するくらいなら、株か不動産を買うという考えが根付いています。

日本人は先行きに不安を感じている

一方、日本人は 先行きが不安だという方が非常に多いです。老後に年金を受け取れるのだろうかと30代の方が随分先のことの心配をしており、 今を楽しむためのお金や、投資にも目を向けず貯金に励んでいます。

これでは世の中お金が回りません。

やはり使ったお金は何らかの形で返ってくると思います。

今まで行ったことないところに出かけたり、興味のあることを勉強したり、気の合う仲間と食事をしたり。

小さなことから少しずつはじめれば自分の人生に跳ね返ってきます。

投資もしかり、どれだけ生きたお金の使い方ができるかが人生の幸福度を高めるポイントではないでしょうか。

日本の不動産投資で資産形成・保全をするのは難しくなってきている