大西です。
戸建て買取専門のマッチングサイトがリリースされました。
以前にIT化でなくなる職業 不動産仲介業がなくなる可能性でお話したとおり、仲介会社を介さず買取を行う流れが広まっています。
2018年4月より宅建業法が改正され、仲介業者がインスペクション実施の有無を説明することが義務付けられたことにより、インスペクターという第三者が公正に物件状況を調査する慣習が広まりつつあります。
アメリカでは一般的 不動産を購入する前に行うホームインスペクション
インスペクションが鍵となっており、その信頼性を元に業者が買取価格を提示し売主にとっては1社1社の内覧や調査の手間を省くことができ買主も手数料が売買価格の1.5%と割安の料金体系を実現しているようです。
入札形式となるため競争原理が働き、売主はより高い金額を提示してくれる業者を選ぶことができます。
注意したいのが、入札形式で競り合わせることで売却価格を吊り上げる効果はあると思いますが、あくまで業者買取の価格のなかでの競争です。
当然、退去して表装リフォームを行い、一般個人の方に居住用として売却する方が高く売却できます。
しかし、不動産取引では引渡後に不備があった場合にもめることもあり、また高価な買物のため、個人間の場合は細かい対応を行える従来の営業担当を通じて取引することが好まれます。
今後より精度が上がれば問題の発生しにくい、個人間のマンション売買のマッチングサイトも出てくるのではないでしょうか。