大西です。
アメリカの古い不動産を購入される方はポップコーンシーリングにご注意下さい。
ポップコーンシーリングとはご覧の通り、ポップコーンのようにデコボコした天井です。
1960年〜1980に多くもちいられた工法で、天井にアスベストが含まれた素材を吹き付けて仕上げる方法が用いられており、1977年に使用が禁止されましたが、いまだにそのような天井の部屋に住んでいる人がたくさんいます。
短期で減価償却を取るような古い物件は、ほぼほぼポップコーンシーリングが使われておりリフォームしていなければそのままになっています。
飛散して吸い込むようなことはないと言われていますが、売却の際にはアスベストが含有している素材を使用していることを契約時に説明せねばならず、そこに住む買主は当然嫌がります。
天井を手作業で剥がして、床を片付け、表面をきれいにし、別の素材で仕上げるというのは骨の折れる作業でして50平方メートルで50万円ほどかかります。
アメリカの家は広いのでなかなかの金額になりますね。
日本からですと遠方ですので物件を見ずに買われる方が多いですが、できるだけ天井も確認してもらいリフォームされていないようでしたら、それを理由に少し値引き交渉されたほうが良いかと思います。
アメリカでは一般的 不動産を購入する前に行うホームインスペクション